お知らせ

夏休み前になると、3年生クラスの緊張感
は一気に高まる。クラスの全員からヤル気
が発散され、冷房を20℃に設定しても教室
は暑苦しいくらいだ。難解な英長文や現代
文を鮮やかに料理できた日には、塾生から
「なるほど！」「そうか！」との「声なき
手ごたえ」がビンビンに伝わってきて、こ
ちらもノリにのって授業できる(笑)

1年生はどうか？確かに入学から3カ月がた
ち、慣れが出てきたころだ。ただ、英文法
ワールドの全体像がまだつかみ切れていな
いとあって、クラス全体ではまだ緊張感が
維持されている。（ただし、今年の北高１
年生は、かなり手ごわい(笑)）

それに対し、この時期の2年生は毎年やり
にくい。大学受験に対するリアリティがな
く、かといって1年生のような初々しさも
ない。クラブ活動で疲れた体で塾に来てさ
らに暗記を要求されるのだから無理もない
のだが、みんな「疲れた・・・」と顔で訴
えている。

もちろん、だからといって彼らに迎合する
ことはしない。雰囲気を察してか、授業中
に寝るような塾生は皆無だ。しかし、それ
に甘えて3年生クラスのように一気に「ま
くって」授業してもみんなしらけるだけだ
し、なかなか難しい。

逆にいえば、この時期の2年生のハートを
つかめる授業ができる者こそ、一流の受験
指導者ではないかと思う。その意味では、
疲れた体に鞭打ってやってくる2年生こそ、
自分を鍛えてくれる「先生」ともいえる。
最後は謙虚に締めくくってみました(笑)