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2014/01/21(火)

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センター試験自己採点と塾生面談

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やはりというか、国語が厳しかった。
塾生の面談結果から予想すると、全国
平均点は確実に100点を下回っている
だろう。1日目直後は「昨年よりやや
易化」などとのたまっていた大手予備
校も、早速軌道修正。予想平均点を各
社とも、昨年の平均点より引き下げて
きた。翌日の各紙に載る「講評」など
アテにならないことが、よくわかる。
ただ、この辺に、今の国語教育が抱え
る問題点が隠されているような気がす
る。つまり、大人のプロが試験直後に
実際に解いた感触と、受験生に対する
聞き取り調査から得られた結果が「ズ
レ」ているのである。大人からすれば
「こんな問題わかるでしょ」という問
題が、今の若者には「わからない」の
である。
「英語も結構だが、ここは日本なんだ
よ。」とセンターが国語軽視英語偏重
の産業界、教育界に対して問題提起を
かましているようにも思える。
だが、そんな「こんちき難しい」話は
主役である受験生にはどうだっていい。
模擬の得点率や私から見て「160点は
堅い」はずの塾生でも、130点台をと
るのがやっと。一方で、90~110点は
多くの者がとってきた。これでは国語
では差がつかない。国語を得意とする
うちの塾生には、気の毒な結果になっ
た。
ただ、問題はこれが後続の英語にまで
波及してしまう点である。昨年同様、
今年も「国語でパニック→英語でもア
タマが真っ白」になったと、受験直後
に数名の塾生がメールをくれた。実際
には、それでも多くの塾生が必死に気
持ちを切り替え、150~180点を確保
してきた。だが、あの厳しい状況であ
る。気持ちのリセットができずに110
∼130点あたりに低迷した者もいた。
面談がスタートしたのは13時。終了し
たのは21時をすぎていた。今年も「こ
いつはよくがんばった。受からせてや
りたい」と思う数名が、厳しい結果を
もってきた。「こんな点、模試でもと
ったことがありません」涙ながらに訴
える者。無念さを噛み殺し、じっと下
をうつむいたままの者。すまない。私
にはどうしてやることもできない。彼
らの心中を思うと、涙せずにはいられ
なかった。
「アタマを切り替えろ」とか「前進す
るしかない」とみんな言う。私もこの
前のブログではそう書いた。でもね、
やはり人間、そんな簡単に器用にはな
れないんだよね。私が浪人が確定した
ときは、もっとひどかった。やり場の
ない怒りをただ周囲にぶつけて、暴れ
ていた。両親も手がつけられない状態
だった。そんな私の目をさまさせてく
れたのは、全く血縁関係のない、ある
一人の老女の一言だった。
あれから24年。昨日涙した者に私がで
きることといえば、受験指導以外には
話を聞いてあげることしかない。それ
でもし気持ちが切り換えられるのなら、
いくらでもつきあうよ。遠慮なく訪ね
てほしい。
昨日は、私にとっても精神的にきつい
1日だった。毎年覚悟しているのだが、
それを上回るドラマが塾生と私を涙さ
せる。今年も気持ちが整理できないま
ま、こんな時間になってしまった。し
ばらく横になって、それでも今日、ま
たなんとか前に進んでいきたい。
 

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