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2012/12/12(水)

高校部

勝負はこれからだ

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公立大・私立大の推薦入試の結果がでそろ
った。

調査書と小論文、面接だけで受かる公立大
の一般推薦入試は、大人気。正直、センタ
ー経由で同じ大学を受けた方が、合格可能
性ははるかに高いだろう。

それでも、今年は人気の公立大に1人、合格
した。何度も何度も過去問の小論文を書い
ては日参して来た姿が、印象的だった。

「先生のおかげで、文章の要約ができるよう
になりました」と言ってくれた時はうれしか
った。こちらの指示通りに、小論文を繰り返
して書き「勝利の方程式」を体に染み込ませ
たことが、勝因だろう。(もちろん、学校サ
イドの熱心な指導があったことは、言うまで
もない)

ただ、正直なところ彼女がなぜ受かったかの
正確な理由は、よくわからない。本人も試験
の翌日には『(キーワードである)「モラル
ハザード」をすべて「モラルバザード」と書
いてしまいました。ダメだと思います。』と
言っていた。

小論文も面接もおそらくは、内容よりも
論理力を見ているんだと思う。だが、採点
結果はすべてブラックボックスの中。
だから、落ちた者は「なぜあの子がうかっ
て、私はダメなん?」となりやすい。

今年も1人の合格者の陰で数名の受験者が、
涙をのんだ。常日頃から「推薦なんて宝く
じ。勝負はセンターだ!」と言ってきた。
しかし、冷徹な現実を突きつけられると
ショックだったのだろう。直後は落ち込ん
でいる者も見受けられた。

気にすることはない。先にも書いたように、
採点結果は闇の中。ある大学の一般推薦に
落ちた塾生の学力テストを検討したところ、
十分合格点に達していた。だから落ちた
理由は面接か調査書しかないことになる。
でもそれ以上のことはわからない。
そして、そんなことにまで責任を負うこと
もない。

小・中・高とこれまではみんな一斉に階段
を登って来た。だが、これからは違う。
同じ目標を持った者同士でも一方が合格、
他方が不合格なんてことはザラにある。
肝心なのは、負けた後。勝者の勝因と自己
の敗因を分析した上で、今後に生かすこと。
そして何より大切なのは、どんな状況にな
ってもくさらず、ベストを尽くす姿勢だ。

勝負はあくまでセンター。正直、まだ幕も
開いてない状態なのだ。そんなときに落ち
込んで、勝利の光を自分で消してしまって
はならない。

発表直後は涙をのんだ者も、今では頭を切
り替え、自習室に足を運んでくる。この
経験がこれから間違いなく生きてくる。

勝負はこれからだ。共にがんばっていこう。

 

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