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2014/04/25(金)

高校部

大学受験の「解答フォーム」

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今春、推薦入試で公立大学に入学した
Sさんからメールを頂いた。この中に
受験生に役立ちそうな文面があったの
で、ご本人の了解を得て引用してみた
い。
「今日、推薦入試の成績開示をしまし
た。小論文が100点中90点、面接
が80点中56点で、順位が4番でし
た。(中略)(大学では)小論文やレ
ポートの宿題はあまり困ることなくこ
なすことができているので、本当に小
論文の書き方を先生に教えて頂いてよ
かったなと思っています。(以下略)」
大抵、大学の小論文問題は評論文要約
とそれに対する意見論述から成り立つ。
そして、いずれも「大学当局の期待す
る書き方」というものがちゃんと存在
する。だから、私の指導法はそれを伝
授するだけだ。あとは塾生が、その伝
授された「解答フォーム」に従って何
度も何度も同じ問題を書いては添削を
くりかえせば、自然に「大学の求める
人間=合格者」になれる。彼女も、こ
のプロセスを忠実にこなしてくれた。
だから、高得点を得られたのだ。
こういうことを言うとすぐに「画一的
思考」だの「管理教育」だの「金太郎
あめ答案」だのと吠える人がいる。だ
がそれは誤っている。大学入試という
のはセンターも小論文も面接も、つま
るところ求めるものは同じ。「論文フ
ォーム」つまり「大学に入ってレポー
トをまとめる力があるか」を試してい
るのだ。
大学ひいては社会では、一見奇抜な発
想も、世界共通基準である一定の論文
フォームの中で披露せねばならない。
そのフォームを持ち合わせている人を
大学は欲しているのだ。そして、奇抜
な発想や卓越したアイデア自体は、大
学入学後に鍛えればよい、というのが
大学の考えだ。
だから、受験生はひたすら忠実に「フ
ォーム」を体に覚えこませればよい。
そしてこの原理は、英語だろうが数学
だろうが現代文だろうが、すべて同じ
だ。だが成績の悪い受験生に共通する
のは、教えられた「フォーム」を守ろ
うとする意識が希薄な点だ。
たとえば「関係代名詞の2文連結」「
受動態の作り方」「疑問詞を使った疑
問文の作り方」「分詞構文の作り方」
などを教えても、教えられたことを忠
実に再現しようとしない。ひどいのに
なると、横着な自己流にアレンジする
者もいる。出題者は、こうした受験界
のルールを無視する者に対して、これ
らの者が必ず陥るであろう「ワナ」を
用意している。そして期待通りに、ひ
っかかってくれる。
大学受験ではどんなに勉強しても成績
が伸びない者が、大勢いる。それは与
えられた「フォーム」を無視するから
だ。言ってみれば、自分から「不合格
者」になっているのだ。
今年もこうした塾生が散見される。教
えられた「解答フォーム」を学校でも
家庭学習でも模擬でも、常に守ろう、
身につけようと意識してほしい。そし
て早く「合格者」の仲間入りをしても
らいたい。
 

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