お知らせ

2年生から行ってきた塾内テストも、いよいよ今日で最後になった。
このテストは単にクラス分けのために行っているのではない。自分の弱点を見つめなおして克服するきっかけにしてもらうのが、塾内テストの趣旨だ。
毎年1月に「自習室で12時間勉強したのに…」と号泣する受験生が少なくない。僅差の敗北なら共に泣くが、ほとんどは箸にも棒にもかからない点数に終わってしまう。
自分のペースでただ漫然と机に向かっても、成績は伸びない。間違ったフォームで何千回素振りしても野球が上達しないのと同じだ。
同じ偏差値50の者でも、原因は人それぞれだ。暗記不足、暗記はしたが和訳ができない、和訳はできるが文章全体の意味がとれない、文章全体の意味はとれるが本文と選択肢の照合作業ができない、家では解けるのに試験になるとアタマが真っ白になってしまう…
弱点が異なれば、対策も人ごとに異なる。徹底的に自己分析をし、自分を変えようと挑んだ者だけが「最後のひと伸び」を味わえる。このテストがそのきっかけになるように祈っている。