お知らせ

3年生の冬講座がはじまった。早速、昨日の13時に「入城」して36時間、家にも帰らず7コマの共通テスト、難関私大対策講座と9人の個別指導をこなした。
共通テストには2回のプレテストを除いて過去問がないから、授業の教材を一から分析・選定し直さなければならない。当然準備に時間がかかる。その上、大学入試センターの求める論理的解法を備えている業者模試ははるかに少ない。特に現代文はほとんど皆無のように思う。だから、授業で扱う内容には慎重にならざるをえない。
確かに、この手間を省いて業者模試を80分一本勝負で解かせて解説講義をしても、一見もっともらしい授業になるだろう。だが、それだけでは詐欺に近いと思う。誤ったフォームで何千回素振りをさせても、上達するわけがないのと同じ理屈だ。そんな安易な授業はやりたくない。
共通テストの出題予測と塾生たちの弱点を思い浮かべながら、授業の方針を立てていく。準備に時間はかかるが、塾生たちも直前の貴重な時間を割いて授業に臨んでくれている。手抜きはできない。
冬講座は4日まで続く。今年も、合格ラインまであとひと押しが必要な面子がそろった。みんなやる気は十分。互いに真剣勝負で年を越したい。