お知らせ
2012/05/18(金)
お知らせ
ベストの選択
職業柄、いろんな相談を受ける。
塾生はもちろんだが、卒塾生も留学、就活
など様々な相談をしてくる。
彼らの話を聞いていて一つ、共通して感じ
ることがある。それは彼らから「失敗した
くない 」という思いが強くにじみ出ている
点だ。失敗したくない。だから「ベストの
選択」をしたい。そうすると、どの選択肢
も気になる点があり、なかなか決断できな
い、となって相談に来るのだ。
悩むこと自体は悪いことではない。でも、
「ベストの選択」なんてものが果たして
ありうるのだろうか。
結論から言うと「ベストの選択」自体は
ありうる。ただし、それは結果論である。
「ベストの選択」がはじめからあるので
はない。選択がベストか否かは、選択者の
その後の努力次第でどちらにも転びうる。
従って、結果が出なかったとしてもそこで
得るものがあったとすれば、決断は「ベス
トの選択」だったことになる。
反対に、結果が出たとしてもそれに驕って
その後転落すれば、それは「ベストの選択
」だったとはいえないことになる。
言ってみれば「ベストの選択」なるもの
は決断後に自分で創りあげるものなのだ。
さらにいえば、目的達成、不達成にかかわら
ず一生懸命がんばって自分なりの答えを出す
限り、この世の中に「失敗の選択」などあり
えない。
だから、どの選択肢を選ぶかというのは実は
あまり重要な問題ではない。
迷っている人は期限を設定することだ。そし
て期限まで悩みぬいたら、その時点で存在す
る選択肢の中から最も譲れない要素を備えた
ものを選んで、さっさと行動しよう。
あとは、自分の選択を自分の手でベストな
ものにすればいいだけだ。