お知らせ

今日から東高１年生クラスがスタートした。
だが、東高生は一人もいない、まさに前代
未聞の事態となった(笑)。定員オーバーで
クラス分割を検討中の北高クラスとは、実
に対照的なスタートになった。

代わりに集まってくれたのは、三原、金光、
如水館、近大付属などの生徒たち。生い立ち
も「中高一貫」の者「あえて尾道に背を向け
市外に活路を求めた」者「選抜Ⅱで苦杯を喫
した」者など様々。まさに「混成ゲリラ部隊」
の様相を呈している。そして、そんなクラス
も「悪くないな」と思っている。

さかのぼると、もともとこの塾は２年間限り
の時限的な塾としてスタートした。向島の貸
し教室で数十名の生徒を指導する私は、さし
ずめ「ゲリラ屋」。生徒一人一人のクセをす
べて把握し、タイムリーな情報提供を行うこ
とで、正規軍＝大手塾では難しい小回りのき
いた指導を、売りにしてきた。

しかし、尾道にやってきて生徒数も飛躍的に
増えた今、昔の「ゲリラ屋」本来の側面が徐
々に薄れつつある。だからこそ、今回様々な
学校・ルートからここに辿りついた一人一人
を、原点に立ち返って育ててみたいと思うの
だ。

「補給戦力を当てにせず、もともとゲリラ屋
の私の戦法で行こう。どうだ、クランプ？」
「その方が兵どもも喜びます、隊長」

戦力の補給が受けられず、苦境にたたされた
ランバ・ラル大尉はついにホワイトベースに
白兵戦をしかける。だが、ラル大尉もその部
下たちも、実に生き生きとしている。（ガン
ダム第２０話「死闘！ホワイトベース」）

私もこのクラスでは「ゲリラ屋」精神を発揮
して、「混成ゲリラ部隊」をたくましく育て
ていきたい。