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2014/06/12(木)

高校部

最近、高3の授業で思うこと

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塾生ならご存じのとおり、私は特に
高3の授業では最低限1人1回、あ
てるようにしている。問うのはだい
たい基礎的な単語熟語の知識。即答
できなければ、シビアな事を言われ
るのも、またご存じのとおり(注
1・2年は知識がないことを前提に
しているので、大丈夫です。念のた
め)
これを強調してこの塾を「厳しい塾
」という人が多い。だが、私はそう
は思わない。あの緊張感みなぎる本
番では、あやふやな知識は全く役に
たたない。私もかつて思い知らされ
た。だから、3年生に対しては常日
頃から暗記事項は本番レベル、つま
り「即答」を要求している。
昨年は少しこの点をセーブした。だ
が、卒塾生からは「もっと、あてて
ほしかった」「あてられると、自分
の弱点がよくわかった」といった声
を多数いただいた。要求される暗記
の「レベル」は本番を体験した者に
しかわからない。だから、今年は原
点に立ち返り「最低限1人1回」あ
てるように心がけている。
この「あてる」授業を行っていて最
近、思うことがある。それは北高・
東高共に即答してくれる人が数名に
固定化され、かつそのほとんどがこ
れまで成績が底辺だった者、という
点だ。逆に2年生の模試で偏差値60
前後の者は、総じて改善が見られな
い。
それは危機意識の違いが原因だろう。
偏差値60前後の者は中学時代から現
在まで、まわりからあるいは自分で
「できる」と思われ、思っているこ
とが多い。だから心の底では「なん
とかなる」とおもっているふしがあ
る。だが、こういった者は秋以降、
ずるずる偏差値が落ちていき国公立
はおろか、格下に思っていた中堅私
大にもうからないという悲劇を招く。
本番は基礎事項をしっかりと暗記し
ていない者には、容赦しない。
授業中即答できない3年生は「このま
まだと、うからない」という強烈な
危機意識をもって、暗記に対する自
己改革をすすめてもらいたい。
 

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