お知らせ

連日、通常授業の合間をぬって個別指導と進路相談に大忙しの日々だ。連日、家に帰るのは深夜。それでも、塾生たちの3年間、いや、6・3・3の12年間の結果が、この1カ月にかかっている。痺れるようなやりがいを感じながら、一人一人に接している。
私に持ち込まれる進路相談は、難しい案件が多い。本人、学校、家族で意見が分かれるような微妙な相談。それに対して一つ一つ質問を投げかけながら、心の奥底に潜む「ホンネ」を引き出す作業を行う。いろんな思いでぐちゃぐちゃになったアタマの中を、整理していく。夜12時近くになってやっと一つの答えが出た時、塾生の顔に笑顔が浮かぶ。この瞬間が、たまらない。
大学受験で、私は裏方にすぎない。私の意見は、あくまで選択肢の一つにすぎない。一生懸命考えた結論どおりにならないことも多い。それでいい。決断するのは、あくまで塾生自身。ただ、30年後、50年後になっても悔いのない選択をしてほしい。思いは、それだけだ。
個別指導は、1月中は私立大学を第一志望にする塾生と、選抜1の小論文対策を優先させている。私立大学は、過去問をどれだけやり込めたかで勝負は決まる。だが、私立大学ごとの過去問解説は、学校ではなかなか手が回らない。そこを私が引き受ける。こちらも個人塾の小回りのよさを生かして、裏方に徹する。
1月末からは、国公立大の個別指導も開始する。忙しさはピークに達する。だが塾生はもちろんのこと、私にとってもここを乗り切らなければ春は訪れない。負けずに前進していきたい。