お知らせ
2018/05/16(水)
高校部
気がかりなこと
北高新1年生について、気がかりな事がある。塾で毎回行う小テストの点数が、例年と比べて低迷しているのだ。聞くと、学校で行う単語テストの点数も低迷しているらしい。クラスの7割以上が再テストになる事もあるという。
塾生たちの会話をきいていると、テストで点数が悪かったことや勉強していないことで盛り上がっている者が、何人かいる。その中には、中学校の時にはそれなりにがんばっていたものも少なくない。誇らしげに「武勇伝」を語る彼らの表情には、北高に入学して「ちょいワル」を演じたい気持ちが見え隠れする。
だが、勘違いしてはならない。全国という視点で捉えれば、北高は「中くらい」の高校でしかない。特に難関進学校の生徒と比べて、論理的思考力ははるかに劣る。それを、先輩たちは血のにじむような暗記でカバーして、大学受験を突破してきたのだ。
北高生からコツコツ努力する姿勢を奪ってしまったら、後は何も残らない。工業科や商業科の生徒と違って簿記もできない。機械もいじれない。パソコンもできない。あるのは「北高生です」という鼻につくプライドの高さだけ。そんな高校生が果たしてカッコいいだろうか?
救いは、先週の定期テストの点数が塾生全体ではまずまずだったことだ。がんばっている者は、きっちり結果を残している。危機感をもった数名の塾生が、自習室で遅くまで勉強するようにもなった。こういった者たちがスタンダードになるよう、塾生たちを導いていきたい。