お知らせ
2018/07/11(水)
お知らせ
今、やるべきこと。
まずはじめに、断水や交通網寸断にも関わらず通ってくれる塾生たちよ、ありがとう!
また、交通渋滞にも関わらず送迎をして下さる保護者の皆様に、お礼申し上げます。
さらに、たくさんの保護者の方々から水や激励、感謝の言葉を頂いております。重ねてありがとうございます。
さて、1~2年の塾生たち数名に、この1週間家で何をしているのか聞くと、答えは2つに分かれた。家でごろごろしている派と水くみなどを手伝っている派、である。
もちろん、後者が理想なのは言うまでもない。だが、それはなぜだろう?
新しい大学入試では「主体性・協働生」が積極的に評価される。今何が問題となっているかを自ら発見して、それをみんなと知恵を出し合い解決していく、それが「主体性・協働性」だ。そしてこれは、机の上での勉強や本では決して身につかない。この能力を鍛えたければ、行動してカラダで実践するしかない。
そして、この「主体性・協働性」が試されるのが、今だ。断水や災害でみんな苦労している。そんな中で自分には何ができるかを考え、行動にうつす。今からわざわざボランティアに参加しなくてもいい。自分の周囲を見回して、何かできないか知恵をしぼろう。その過程で「主体性・協働性」が鍛えられるのだ。
今日来た塾生の中に、給水ボランティアを朝から夕方までやり、その後三原から塾に駆けつけてくれた1年生の塾生がいた。きいてみると、そのボランティアはネットで知って自発的に参加したとのこと。そして、呼びかけ人も高校生らしい。動いている若者はいる。日焼けした彼の笑顔を見ていると、こちらまでパワーがわいてくる。
もちろん、誤解無きよう言っておくが、大学入試のために行動しろ、といっているのではない。だが、みんなが困っている時に家でゴロゴロしている者が、果たして「主体性・協働性」を備えた魅力的な人間なのかを考えて欲しいのだ。
休校がみんなにとって有意義な時間になることを、祈っている。