お知らせ

昨日は北高1年英語、今日は東高1年英語の年内最終授業だった。そこで試しに、4月から習ってきた英文法や重要構文をテストしてみた。
結果は、各クラス共に数名を除いて半分も答えられなかった。答えを言ったら、みんな「あっ、そうだった！」という顔をする。しかし今回取り上げたのは、中堅大学合格者が即答するレベルのものばかりだ。
塾生の名誉のために断っておくが、彼らは勉強をしていないのではない。毎回の小テストはきちんとクリアしてきたし、模擬の偏差値も北高、東高では上位の者たちが中心だ。
それでも1年経ってこの状態。いかに大学受験の暗記事項が膨大で手強いものかを物語っている。しかも、これらは本番で即答できるレベルにまで高めないと使い物にならない。即答できない九九が役にたたないのと、同じ理屈だ。
しかし、高校1年生は大学受験のレベルを知らない。だから、やりっぱなしになってしまい、やがて忘れてしまう。これを防ぐにはこちらから粘り強く働きかけて、塾生が主体的に反復するよう導くしかない。
授業で今回みたいに何度も繰り返すことは当たり前。ほかにも個別指導やクラス分けテスト、先輩たちの体験談などを通じて、塾生一人一人のモチベーションと危機感に火をつけていくのが、今後の私のミッションになる。
テストを終えて、1年生たちはみんな神妙な顔つきだった。少しはわかってくれたかな？来年は2年生。中だるみしないように、来年も試行錯誤が続きそうだ。