お知らせ
2024/03/11(月)
高校部
最後の最後まで個別指導
12日から行われる国公立大学後期日程を前に、最後の小論文指導を行なった。この塾生は前期日程でまさかの苦杯を喫した。だが、あきらめない。小論文を書いては赤ペンを入れられ、また書き直して…を夜の11時30分まで一緒に繰り返した。
明日は旅立ちの日。限られた時間の中で、やれることはやった。これだけでも素晴らしい。だが、できることなら、できることなら、合格をつかんできてほしい。
塾も、生徒がいないと成り立たない。だから、どうしても派手な合格実績の方をアピールしたくなるし、その方が見栄えもよい。私もそれをやっているし、否定もしない。
だが、私がこの仕事をやっている本当の理由は別のところにある。自分のたてた目標に悪戦苦闘しながら、何とかそれをつかもうとする高校生たち。この子たちに個別指導で最後まで伴走することの充実感。そしてゴールした後の彼らの成長した姿。これに尽きる。
そして、一生懸命やりきった結果であれば、たとえそれが第一志望校であろうがなかろうが、必ず次へのステップになる。今はわからないかもしれないが、そのうちわかる時がくる。
だから今日も、黙々と小論文を書く後ろ姿にこっそりつぶやいた「最後までよくがんばったね。今度受ける大学こそが本当のゴールかもしれないよ」
12日はいい意味で開き直って、光をつかんできてほしい。あなたには、その資格が十分にある。