お知らせ
2024/10/22(火)
高校部
卒塾生講話
月曜日に卒塾生Sさん(広島大学経済学部2年生)が来塾してくれた。いい機会だったので、高3塾生たちに受験体験記を語ってもらった。
受験時代は、英語も国語も得意ではなかったSさん。だが共通テストでは英語8割、国語7割以上をとってきた。総合点も自己ベストで、第一志望校合格をかちとった。
広島大学の合格者は阪大、神戸大、九大に少しとどかなかった者が多数を占める。彼女のように、模試で一度も600点台にのらなかった者が「第一志望」で合格するケースは多くない。それだけに、塾生たちも「成績アップ」の秘訣を聞き取ろうと、必死にメモをとっていた。
ただ、結果的には秘策はなかった。「これまでやった問題を、自分で解説授業ができるまで覚えこむ」「通学、休憩時間に暗記の確認」「学校や塾の先生に何度も質問」など、合格者なら当たり前のことを笑顔で述べてくれただけだった。
だが、大学受験ではほとんどの者がその域にまで達しない。私らに言わせると「その程度かい」というレベルまでしかやりこめていない受験生の、何と多いことか!踏み込み不足の受験生たちよ、彼女の笑顔の裏にある「凄み」を読み取ってくれただろうか?