お知らせ

これまで大勢の卒塾生・保護者の皆さま
からお手紙、メール、お礼を頂きました。
また、新高校1年生に中原塾をご紹介頂い
ております。
この場を借りて、深くお礼申しあげます。

さて卒塾生のみなさん、いよいよ新しい
スタートだね。希望、緊張、不安、いろ
んな思いが交差していると思う。

緊張、不安に思うのは「うまくやれるか
な？」と考えるから。でも、それにこだ
わっていると前に進めなくなるってこと
は、大学受験で学んだね。

さらに「うまくやろう、やろう」とする
とかえって体が緊張する。そして、ます
ますうまくいかなくなるってことも、や
はり大学受験の教えだった。

なら、答えは一つ。
考えるのはやめにして、家の外で動き回
ろう。そして「これは、」と思う人がい
たら、自分の方から声をかけてみよう。

今、目の前を通り過ぎていこうとする人
がひょっとすると人生の友人、師になる
かもしれない。
失敗を恐れず、家の外に出て自らの手で
チャンスをつかんでほしい。

かくいう私も、30歳くらいまでは超完璧
主義者だった。失敗を恐れるあまり決断
が遅く、たくさんのチャンスをみすみす
逃してきた。
さらに人生をかけた勝負所でも「失敗し
てはならない」というプレッシャーに負け
涙を流してきた。

やがて「完璧主義」は破たんし、私はどう
していいかわからなくなった。
そんな私が開き直るきっかけとなったのは、
前にいた会社の事務の女性が私に投げかけ
たある言葉だった。

「うまくやる必要なんて全くないじゃん。
失敗したら恥ずかしいと思うのは心のど
こかで「自分がすごい人間だ」と思いあ
がってて、傷つきたくないから。

でもね、そんなにあなたは完璧な人間か
い？そうじゃないよね。私もあなたも
ただの平凡な一人の人間にすぎない。
失敗するのは当たり前でしょ。

それにもし失敗しても、それを乗り越え
ていく人間の方が、人間らしくていい」

では、がんばって前に進んでいこう。

お互いにね。