お知らせ

センター1日目、終了。
今も受験生数名が自習室で明日に備えて勉強
している。

その一人が「わからない問題に出くわすと
パニックになる。なんとか、その問題をかわ
し別の問題にジャンプするのだが、やっぱり
焦ってうまくいかない。どうしたらよいか」
と質問してきた。

わからない問題でパニックになるのは、やむ
をえない。だが、心機一転のはずの別の問題
でも焦ってしまうのはなぜか？

それは、これまでの遅れを一気に取り戻そう
とするからだ。そしてそこには「早くしな
きゃ時間切れになる！！」「早く最後の問題
を終了させてラクになりたい」という気持ち
が働いている。

その気持ちはよくわかる。だが、それは裏返
せば「自分はこのままでは最後まで解ききれ
ないかもしれない」という自分に対する疑念
がある。

自分を疑ってはいけない。
少なくともこの塾に来てくれた人は全員そう
だ。連日突き刺さるようなセリフを浴びせら
れても、やめることなく塾に通ってきたでは
ないか。

雨の日も雪の日も重たいカバンを抱えてずぶ
濡れになりながらやってきて、授業で辛辣に
弱点を指摘され、くやし涙にくれながらも
それでもここまでがんばってきたではない
か。

そんな自分にもっと自信と誇りをもっていい。
そして、「あれだけやったんだ。まだまだや
れる！だから今はゴールのことは考えず、
この目の前にある1問1問に魂をかけよう」
と気持ちを切り替えてほしい。そしてその
資格が塾生のみんなにはある。

あの時流した涙は、絶対に裏切らない。
自分を信じて明日も前に進んできてほしい。