お知らせ

共通テストが迫ってきた。この時期になると「挙動不審」になる受験生が毎年見受けられる。
トンチンカンな解答をする者、手足を同時に出して歩く者、目の焦点があってない者、返事が「あー」とか「うー」しか言えない者…
普段なら笑い話で済みそうだが、今回はそうはいかない。人生の大勝負だ。ある程度の緊張は当たり前。だが、極度の緊張状態では力がだせない。
そうした状況にある人は、大声で勉強することをお勧めする。戦国時代の合戦で、黙って突撃する足軽なんていないだろう。みんな恐怖を乗り越えるために、叫びながら敵陣に飛び込んでいく。これと同じ理屈だ。
勉強内容も考えたい。新作問題を黙々と解きまくるのはやめよう。結果に一気一憂しても問題の解決にはならないし、解けなかった時のダメージはさらなる緊張を招く。
そうではなく、これまでやってきたテキストやノート、プリントを大声で「解説授業」しよう。部屋の中でジェスチャーをつけ、歩き回りながらやるとなおよい。カラダを動かして活性化させれば、緊張も幾分かほぐれるだろう。
こうして、10回でも20回でもこれまでのテキスト類を繰り返せば、それらは手汗でぐっしょりになるだろう。その「やりきった」テキスト類が、本番であなたの心の支えになるだろう。「これだけやったじゃないか」と、いい意味で開き直られるだろう。
本番まであと１週間。声をだしてカラダでアピールしながら、総仕上げをしよう！