お知らせ
2016/02/07(日)
高校部
2次対策の注意点
国公立大学2次試験に向けて個別指導を行っていると、危惧することがある。それは、これまで暗記した基礎事項や解法を忘れ、自分流に問題を解いている者が散見されることだ。
そういった者の答案はかなりひとりよがりだ。例えば、英文和訳ではSV構造が破綻して「はがをに」がめちゃくちゃになっていたりする。また英文を精読することを回避して、単語と自分の知識とあとは空想で自分流の「創作和訳」をしようとする者もいる。いずれも、採点官が眉をひそめて大きく「バツ」をするところだ。
いくら赤本を解いても、「オレ様流」的な態度でそれを繰り返す限り、合格からは離れていくばかりだ。特に2次試験は、かなり大胆に採点される。自信のあった科目で2割しか得点できずに落ちた、なんて話はザラにある。自信が独りよがり答案を招いた結果だろう。
悲劇をふせぐために、今こそこれまで積み重ねてきた解法の確認と基礎事項の暗記を、徹底させよう。毎日「赤本を解いておしまい」ではなく、これまでに授業でやった長文をもう一度解き、答えの導き方をシミュレートしたい。また基本単語、文法の記憶喚起に注力したい。
難関私立大学の受験を終えた者からは、続々と「授業で学んだことがでました!」との声がよせられている。特に個別指導で指摘された者は、過去の反復に、ベストを尽くして欲しい。